株式会社泉放送制作
- 所在地:東京都港区赤坂7-1-16-4F
- 電話:03-5770-1811(代)
- FAX:03-5770-181
- HP:http://www.izumitvp.co.jp/
- 代表取締役社長 : 田中久雄
「広報委員が行く!会社訪問」第22回は、創業して50年近い歴史を誇る、番組制作会社、「株式会社泉放送制作」の田中久雄社長を訪問。どんな会社なのか、そして社長の人となりまでお聞きしました。
今年(2013年)、現在の事務所に移転されたという株式会社泉放送制作にお邪魔しました。
――では、インタビューを始めさせて頂きます。
Q.まず、会社の概要についてですが、会社が設立されたのはいつですか? 設立は昭和40年(1965年)11月23日です。現在、48年目で制作会社としては古い方でしょうねぇー。
Q.会社を設立された経緯や社名の由来は? 泉放送はですね、元々TBSラジオのプロデューサー、ディレクター、脚本を書いていた、泉久次が設立した会社なんです。
Q.過去の主な制作番組は? 1986年から、東海テレビ昼帯ドラマを制作
さてここで「株式会社泉放送制作」の概要を掲載します。
Q.社長は、設立当時から泉放送に在籍されたんですか? 実は私、最初はテレビ朝日映像にいたんです。当時、現在のテレビ朝日の編成部長に中島力さんという方がいて、泉久次とはラジオ時代、泉久次さんが、ディレクター、中島力さんがADと言う関係だったんです。そして僕が中島さんの部下であったものですから、うむを言わさず、「お前、泉放送へ行け」と言われまして…。
Q.次に今までどんな番組を担当されたんですか? TBSの『3時にあいましょう』という野村泰治さんの番組で7年間ディレクター、チーフディレクター、プロデューサーをやって、その後、3年間、『情報デスクToday』という今の『ニュース23』に当たる番組で、秋元秀雄さんという元読売新聞のキャスターの方と番組制作をしてました。
Q.現場のプロデューサーから社長になられるまでの経緯は? TBSから戻った当時、制作の担当取締役だったんで、制作管理部という部門を作りました。
やはり卓越した管理能力と全体掌握の力量が今現在に繋がっているんでしょうね。 どうでしょうか?でも経営とは、難しいものですね。
Q.今もお忙しいでしょう? 就任当時からしばらくは、何でもかんでも社長がやらなきゃいけないって思っていて、それこそ大変な話。でも最近は、僕は人に任せるということを覚えました。そこで、部下にある程度任せてしまうんです。
Q.社員教育で、何か実践されていることは? 「五箇条の御誓文」じゃないんですけど、毎年年頭の時に作ってるんです。
ここで2013年版を見せて頂きました。
テーマ:「人材」になるための6つの条件 1.明るく、元気な挨拶をする
社員数は170人とかなり多くいらっしゃいますが……
Q.社員の皆さんとコミュニケーションを取るためにしていらっしゃることは? いつも社員に言っているのは、局に張り付いてばかりじゃなく、まずは会社に来い!ということ。ヒマだったらお茶でも飲もうよ。飯でも食おうよってね。
Q.社員の方から、普段、何と呼ばれているんですか? 久(ひさ)雄(お)さんって呼ばれること多いですね。
Q.逆に社員の方から学んだことってありますか? 話していると、こんな考えを今の人たちは持ってるんだ!と感じることはありますね。
続いて、社長個人のお話を伺いたいのですが――
Q.長年現場に出られていて、いろんな今だから言えるエピソードも経験されているんじゃないですか? 海外ロケで特に印象に残っているところでは、ロスへ行った時ですが。 布施明さんがオリビア・ハッセーと結婚するかしないかという時で、 彼女の家を撮影しようとビバリーヒルズを歩いていたんです。 もうひとつは、そのすぐ後。ロス空港からトロントに飛んだまでは良かったんです。
Q.ずっと、ワイドショーの現場にいらして、印象に残った出来事は? 僕は取材のときに、強引なことはしない、きちっと番組の名称を出して、こういう趣旨で作ってると言うことを言って、取材をするって心がけていました。 一番の思い出は、地方で女子大生が殺害された事件があって、我々としてはお父さんに インタビューしたいと考え、何とかコンタクトをとろうとして、3日間ぐらい 自宅の前に夕方から夜にかけてお邪魔にならない様にいたんです。
Q.特ダネをつかむには偶然も大切なんですか? 偶然の恐ろしさでいえば、『情報デスクToday』の中で、電話中継で取材車の中から三浦逮捕のニュースを入れていたんです。そしたら目の前のパトカーに、ロス疑惑の三浦和義が連行されてるんですよ!それで慌てて局に電話して、「僕の前の前に三浦和義が連行されてるんですけど」というと、 「どこ行くんだ?」「いや、分かりませんね」というと、「お前、中継やれ」って言われて。
ここからは社長のプライベートについて伺いたいんですが――
Q.好きな言葉がありますか? 「バカヤロー!」「仕事しろ!」「遊んでんじゃねー!」の3つは、いつも言ってる言葉です。(笑)
Q.社長の趣味は? 趣味は、多い方ですね。
Q.その他には? 映画が好きですね。でも、この業界忙しくてなかなか映画見にいけないじゃないですか?
Q.何かコレクションしているものがありますか? ミニチュアカーを集めていて、今250台ぐらいあります。車好きなので。
Q.他にも、何か集めているものは? あとは、集めているというわけではないですが、推理小説が、好きですね。
Q.海外のサスペンス系も読まれるんですか? 海外は、フレデリック・フォーサイスかな?『第四の核』って書いた。あの人は面白いなと思ったのと、ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』のシリーズは面白かったですね。本もおもしろくて、映画を見ても面白いなぁと思って。シドニー・シェルダンも読みました。
Q.その他に、アクティブな趣味はありますか? あとは車ですね。ただし国産車のみです。外車は、今まで一回も乗ったことないでんす。
本当に多趣味で、それも極めていらっしゃいますね。敬服します。
<p”>さて、ここで社員の方に、田中社長と会社についてお話を伺いました。 まずは、総務部長の安藤光一さんです。
Q.まず田中社長の人となりは? まず、筋の通らないことが大嫌いな人ですね。
Q.社長から常々言われていることは? これはそのままの言葉で言われているわけじゃないのですが、いいことがあったら必ず悪いことがあるので、決して油断をしてはダメだと、いろんな場面でそういったことを言われています。
どうもありがとうございました。
続いて、取締役で制作一部長の日下部恵一さんにお話を聞きました。
Q.田中社長って、どんな方針を持った方ですか? 多趣味で、いろんなことに興味を持つことの大切さを、僕も思いますし、社長もそういうことを言っていますね。
Q.いろんなことに興味を持てることの重要性とは? やっぱり何かに興味を持てない人間には、クリエイティブな発想は出来ないだろうということだと思うんです。だからレコードの枚数がいっぱいあるのがいいのではなくて、そういう趣味趣向を持っているがゆえに、クリエイティブな発想が出来るんだと思うんですね。
Q.社長と共通の認識を持っていると感じる中で特に大切なことは? 我々の仕事は、テレビ局を相手に番組を作るのが主な仕事ですが、ものをつくるということにおいては、下請けであっても、対等に主張していかなければいけないと思うんです。
貴重なご意見ありがとうございました。 最後に、再び社長にお話を伺います。
Q.社員の方々に、日頃から言っていることがありますか? 僕は新入社員に訓示するときに必ず、「あなた方が学校で勉強したことは、何も役に立ちません!」(笑)ってはっきり言ってます。「これからが勉強なんですよ」って。
いろいろインタビューに熱い言葉で答えて頂き本当にありがとうございました。 |
田中社長とお話していくうちに、まっすぐで情熱的で円満で平等観を兼ね備えた自然体の方だなぁ!と感じました。
多趣味に代表されるように、好奇心旺盛で収集する熱意とそれを継続してゆく集中力が、 クリエイティヴ感覚と発想、それとともに会社を維持・発展させていく原動力の基盤となっていると、再認識しました。
私もこのインタビューを通して“元気エネルギー”を頂きました。ありがとうございました。 益々の会社のご発展をお祈り申し上げます。
インタビュアー:広報委員 (株)スーパーテレビジョン 松崎俊顕
写真撮影:広報委員 WACホールディング(株) 岡村宇之
(2013年10月取材)
- 株式会社 イカロス
- 株式会社 東京サウンド・プロダクション
- 株式会社 SOLIS produce
- 株式会社テレビシティ
- 株式会社 ザ・ワークス
- 株式会社 ホリプロ
- 株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー
- 株式会社 ファーストハンド
- 株式会社スーパー・ブレーンNEX
- 株式会社 NX
- 株式会社ザイオン
- 株式会社スーパーテレビジョン
- 株式会社 アクシーズ
- 株式会社 富士巧芸社
- 株式会社ビー・ブレーン
- 株式会社ビジュアルコミュニケーションズ
- 株式会社 社員
- 株式会社オイコーポレーション
- 株式会社トップシーン
- ライコー株式会社
- 株式会社泉放送制作
- 株式会社ジッピー・プロダクション
- ウッドオフィス株式会社
- 株式会社アップフロントグループ
- 株式会社 クリーク・アンド・リバー社
- 株式会社 ケイマックス
- 株式会社日テレ アックスオン
- 株式会社共同テレビジョン
- 株式会社ロボット
- 株式会社テンカラット
- ユニオン映画株式会社
- 株式会社ダイバーシティメディア
- 株式会社テレテック
- 株式会社さんばん