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広報委員が行く!会社訪問

株式会社 クリエイティブネクサス

所在地:東京都港区六本木3丁目4番23号
電 話:03-3587-2666(代表)
FAX:03-3587-2660
HP:http://www.cr-nexus.co.jp/
代表取締役:友房克文

 

『広報委員が行く!会社訪問、第二回は、ドキュメンタリー番組を中心に情報番組やドラマなど幅広く手がける(株)クリエイティブネクサスの友房克文氏を訪ねました。

会社は、地上3階、地下1階の自社ビル。

1階、2階、3階に制作室と会議室。地下には広いオフライン室。

六本木駅まで、徒歩7〜8分の好立地の物件。

仕事終わりに、飲んだり、食べたり、歌ったりと事欠かない立地。

そのクリエイティブネクサスの3階にある、社長室に我々、取材班はお邪魔しました。

(インタビュアー:広報委員 (有)オフィスぼくら 岩立良作)

(写真:ウッドオフィスグループ(株) 岡村宇之)

Q:社長室におじゃましてまず目に飛び込んで来たのが、ATP賞やギャラクシー賞など、たくさんの受賞トロフィー。クリエイティブネクサスさんの今日までの歩みを教えてください。

クリエイティブネクサスは、NHKスペシャルの部長であった藤井潔氏が創業者です。そのため、ドキュメンタリーを得意とする会社として成長してきました。

最初に手がけたのは、1987年のTBS日曜特番「新世界紀行」。世界各地を旅して、文化や伝統などをリアルに伝えるドキュメント番組で、1年のうち2/3は海外にいき、立ち入ることが困難な場所を取材し続けていました。

創業したその年に、小説家である開高健さんとのモンゴル大紀行特番を制作。ギャラクシー賞奨励賞やATP賞優秀賞などを価値ある賞をいただきました。

その後も、「地球に好奇心」「素晴らしき地球の旅」「宇宙船地球号」など、数多くのドキュメント番組を制作し、たくさんの賞をいただくことができました。本当に有り難いことです。

また、長年に渡り、「所さんの目がテン!」「追跡」などの情報番組を発信し、現在では、「クールジャパン」「いのちドラマチック」「ふれあい街あるき」など、科学、バラエティ、ドラマに至るまで幅広く作っているんです。

Q:友房社長自身もドキュメンタリー番組の制作からスタートしたのですか?

いいえ。僕は、ドラマの助監督からはじめたんです。

もともと、大学時代に芝居をやっていましたし、三船プロで大道具のアルバイトをしていたこともありました。そして、採用試験を受けて受かったのが、TBSドラマの助監督の仕事だったんです。

「青春の門」「金八先生」などに参加し、4年間助監督として働きました。

当時、ドラマ作りはまず5日間くらいみっちりとロケを行って、必死になって取り組み、チーム全体の結束力を高めていったものです。あの頃、現場で培った経験こそが今の自分を作ったと言って間違いありません。

それから、「人間が大好きだ」や「ムツゴロウ王国」など対談番組や情報バラエティなどを制作しました。

そして、次にJ-VIG会長の澤田さんが主催する「東阪企画」にお世話になり、「花王名人劇場」に携わりました。初めての色物ですよ! 難しかったですねぇ。

漫才ブームまっただ中で、やすきよ、しんりゅうなどの漫才を収録して編集するのですが、澤田さんに「おまえは笑いをわかってない!」と一括されたことを今でも覚えています。とても貴重な体験をさせていただきました。

そして、クリエイティブネクサスの前進である「ネクサス」創立に呼ばれ、世界中を旅するドキュメンタリー制作に奔走し、3年後にクリエイティブネクサス創立。

そして4年前、僕が56歳の時に社長になりました。

Q:オールラウンドに一通りやってますよね。苦手なのはやっぱりお笑いですか(笑)?

いやいや、僕はいいと思ってるんですよ(笑) その確認ができないまま終わってしまったので未だに分からないですね。

しかし、澤田さんはね、自宅に伺うとモニターがばーっとあって、ありとあらゆるものを録画してチェックされているんですよ。僕が嬉しかったのは、僕が手がけた番組をほとんど見てくださっていたことです。本当に感動しました! 澤田さんのテレビに対する情熱はすごいですよ。人は理性ではテレビは作れません。情熱ですよ!

Q:では、会社のモットーは?

「しなやか」「爽やか」「強か」 この3つの「S」。ずっと変わりません。

Q:具体的にはどういうことですか?

10年後誇りを持って仕事に取り組めるかどうかは、一人一人がその役割りにおいて、本当の「プロフェッショナル」になるということなんです。

一人合点のプロでは意味がない。自力で責任を持ち、問題を解決するプロになるために必要なのが、この3つの「S」なんです。

Q:では、会社として誇れることは何ですか?

『愚直』ですかね。僕も散々言われてきましたが、うちの社員は本当にみんなぶきっちょなんです。

Q:社内のコミュニケーションを良くするために行っていることとは?

月に一回お酒を飲みます。秘めている思いを話す機会があることはものすごく大事なことなんです。それぞれのプロダクションが持つ文化はこんな場所で培われてきたものです。最近では経費削減で予算がまわらない、などとありますが、それではいけないと思うんです。番組終了などの節目にディレクターがADをつれて飲みに行くというのがとても大事なことなんですよね。それにかかる経費を捻出することはプロダクションを維持していくために大切なことだと考えます。

Q:社員の方にいう口癖はございますか?

情報が錯綜し、ぐちゃぐちゃにこんがらがってしまわないために、ディレクターには、「右目は熱く、左目では冷静に」あらゆるものを複眼でみつめ、整理して作らなければならないと伝えています。

Q:趣味や特技はありますか?

僕は、素潜りが得意なので、たまに海に潜ってサザエなんかを獲ったりもしているんですけど、最近はシーカヤックに凝ってるんです。地元(葉山)のヨットクラブで全てレンタルできるので、気軽に楽しんでいます。岩礁側の海の水は透明で、ものすご~くキレイなんですよ。

Q:最近、影響を受けた出来事はありますか?

分子生物学者の福岡伸一さんと「いのちドラマチック」(BShi)というレギュラー番組をやっているんですが、この方はどんな難解も分かりやすく解きほぐしてくださるんです。ヒトが作ったいのちを取り上げその誕生によってもたらされた恩恵や感動のドラマを伝えて生命の最前線で何が起きているのかを見つめていきます。先日は、らんちうという金魚を取り上げたんですが、らんちうの遺伝子は人間の4倍もあるんです。ということは、沢山の組み合わせができるため、環境や人間の欲求合わせて姿形を多用に変化できるんです。ところが人間は進化の過程で脳を発達させることを優先してあらゆる無駄を切り捨ててきたのです。そのため、いざ環境が一変してしまったら順応する術を持っていない。

だから今、人間は地球上の頂点にいるかのように驕っているが、決してそうではないんだと伺って感動しましたね。

ここで友房社長に中座していただき……、

友房社長とはどんな人か、笑顔がさわやかな敏腕ディレクター成瀬貴紀さんに伺いました。

成瀬貴紀さん(35歳)入社10年目

大学院卒業後、2000年にクリエイティブネクサスに入社。
現在は「いのちドラマチック」(BShi)、「トップランナー」(NHK)、「グラン・ジュテ」(NHK教育)などを担当。

Q:社長の素晴らしいと思うのはどんなところですか?

えーと。細かくないところですかね。

入って2、3年目に担当している番組のプレビューを見ていただいたんですが、あまりおもしろくできなかったんです。その時に、友房社長から、おもしろくないのは、「お前の人生が露呈しているからだ」と言われたんです(笑)。

1時間近くお話ししていたんですが、言われるのは番組内容ではなく、僕自身のことばかりでした(笑)。自分の未熟さが作品に出ちゃっていたんですね。まだ見ている視点が浅かったり稚拙だったりしたんですね、そこを指摘されることはなかなかありませんでしたから、今でもよく覚えています。

Q:社長に直して欲しいところはありますか?

細かいことは、一昨日に話していたことを忘れてる、なんてことはありますが……(笑) 特にないです。

Q:この業界を目指す方へのアドバイスとして教えていただきたいのですが、成瀬さんがクリエイティブネクサスに入ったきっかけはなんですか?

番組制作会社に入りたくて、「エグザム」(※1)という就職セミナーに参加した時に、それぞれの会社が手がけた番組が流れるんですが、それを見て、僕はドキュメンタリーがやりたかったので希望したんです。

※1 「TVエグザム」全日本テレビ番組制作会社連盟(ATP)が主催する就職斡旋ネットワーク

Q:では、クリエイティブネクサスの良いところをズバッと教えて下さい。

僕もここだけしか知らないので分からない所もありますが、
クリエイティブネクサスは、「入ったからには一人前のディレクターに育ててくれる」という意識が高いと思います。

【会社概要】

株式会社 クリエイティブネクサス

設立: 昭和63年4月1日
資本金: 7005万円
社員数: 50名
主な事業内容:
  • テレビ番組の企画制作および販売
  • ビデオパッケージ等の映像出版物の企画・製作・販売
  • 企業や商品のコンセプトプランニング
  • タレントのコンセプトプランニング
  • 劇場映画の製作および販売
  • 各種イベントの実施
  • 人材派遣業 など
現在制作中の主な番組:
  • 課外授業 ようこそ先輩(NHK総合)
  • いのちドラマチック(NHKBSハイビジョン)
  • cool japan(NHKBSハイビジョン)
  • グラン・ジュテ~私が跳んだ日~(NHK教育)
  • 月刊やさい通信(NHK総合)
  • ザ☆スター(NHKBSハイビジョン)
  • スッキリ!!~とことんスッキリ調査隊~(日本テレビ)
  • 世界ふれあい街歩き(NHKBSハイビジョン)
  • 所さんの目がテン!(日本テレビ)
  • 青春りある(NHK総合)
  • ITホワイトBOX(NHK教育) その他 スペシャル番組

広報委員の後記!

元は俳優さんをやっていたのではないか、というほど男前な友房社長。

「社員達みんながぶきっちょで“愚直”なのが誇り」と語る友房社長自身、 愚直の代表の様な人物。

決して動かぬ巨岩。だが、内に熱いマグマを溜め、必要があれば、いつでも爆発するぞ。

そんな、オーラを全身から感じさせる友房社長でした。

インタビューアー:広報委員 (有)岩立良作
写真撮影:ウッドオフィスグループ(株) 岡村宇之