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広報委員が行く!会社訪問

株式会社 富士巧芸社

所在地 : 東京都千代田区岩本町3-4-6
トナカイタワーズビル 6F
電 話 : 03-5835-4035
FAX : 03-5835-4032
HP:http://www.fujikoogei.co.jp/
代表取締役社長 : 内宮 健

 

「広報委員が行く!会社訪問」第31回は、アシスタントディレクターや編集スタッフなど、 テレビ業界専門の人材派遣を行っている「株式会社 富士巧芸社」の内宮 健社長を訪ね、 どんな会社なのか、そして社長の人となりまでお伺いしました。

 

 

インタビュアー : 広報委員 (株)スーパーテレビジョン 松崎俊顕
写真撮影 : 広報委員 WACホールディング(株) 岡村 宇之

 

千代田区岩本町交差点に近く、靖国通り沿いに位置する「富士巧芸社」のオフィス。一歩入ると、エントランスは色とりどりのパステルカラーで溢れ、幸福なメルヘンでポップな世界が飛び込み、そこへ元気な挨拶と共に、内宮社長が登場されました。

 

── インタビューする前から明るい気分になりますねぇー。

エントランスを華やかな色にしたのは、多くの若者が面接に訪れるので、せめて入りやすいようにという心遣いです。

 

── では、早速インタビューを始めさせて頂きます。

 

Q.まず、「富士巧芸社」という会社名の由来は?

私が大学受験を失敗して進路をどうしようかと模索していて20歳の時に、新宿区四谷若葉にあっ た“富士巧芸社”という会社に縁あって入ったんです。

この会社、フジテレビさんの写植のテロップを作っていて、私は営業を担当しました。

 

ただパソコンなんかが普及していく中で、紙のテロップの需要が少なくなり、会社の売り上げが下 がって来るわけですよ。それで10年前に社長から、「会社を解散することにする」って言われた んです。

僕もフジテレビさんに営業に行ったときに「もう紙のテロップはいらないよ、内宮君」といわれて いました。ただ「編集室でテロップを打ち込むスタッフを誰か紹介してくれない?」という話を聞 いていたんです。

 

もしかしたら、そういう人材派遣業なら、自分で会社を興してやっていけるんじゃないかなと思い まして。それで社長に、「富士巧芸社」という社名だけ使わせてくださいとお願いしたんです。「富士巧芸社」という社名はフジテレビさんでは馴染みがありましたし、「富士巧芸社の内宮」ってご く一部の人からは知ってもらってたんで。新しい社名でいくよりは、これで新会社をスタートしよ うと思ったんです。これが「富士巧芸社」という社名の由来ですね。

 

 

Q.会社を興すのに特に苦労したことは?

当時僕は、写植のテロップを作っている富士巧芸社の一社員でしかなかったんで、人材を送り込むにも派遣法は知らないし、どういう免許が必要なのかも全然知らなかったんですよ。

 

そこで同級生が社長をしている人材派遣会社が埼玉県の大宮にあるので、最初は彼の会社に入って一から派遣業と経営を学ばせてもらい、当時その会社の役員だった増田忠と幼馴染の石井和浩と3人で会社を興したんです。今でもその友人には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

── ここで「株式会社 富士巧芸社」の概要を。

設立 2007年3月
従業員数 社員:25名 出向スタッフ:188名(フリー契約含む)(2016年1月現在)
業務内容 ・テレビ業界専門の人材派遣 【事業許可番号:派13-305594(派遣)/13-ユ-305562(紹介)】 ・テレビ用テロップ制作 ・字幕放送用字幕制作 ・ブライダル関連および各種映像の企画・制作
主な取引先 テレビ朝日、TBSテレビ、フジテレビジョン、テレビ東京、キューテック、NHKグローバルメディアサービス、テレビ朝日映像、テクノマックス、共同テレビジョン、IMAGICA、オムニバス・ジャパン、麻布プラザ、東通、パナソニック映像、テレビ神奈川、テレビ大阪 ~他多数

 

 

Q.会社のモットーは?

僕が二つだけやろうと思ったことがあって、当たり前のことですが、「挨拶」と「時間を守る」ということ。この二つは社員たちにも徹底してもらっています。

特にみんなにも言っているのが、宅配業者さんとか、掃除のおばさんとか、会社にはいろんな人出入りしますけど、お客様以外のそういう人たちにも、特に気を付けて挨拶しなさい、というとことです。

 

 

Q.それはどういう理由からですか?

僕が20歳の頃の話なんですけど、河田町のフジテレビさんまで営業に行く時は、廊下ですれ違う人全員に挨拶するようにしていたんです。はっきり言って、今考えるとウザいですけど(笑)。

すると、だいたい半分ぐらいは、全然知らない人でも挨拶を返してくれるんです。でも、あとは「知らねぇよ」みたいな感じで素通りだったんですけど。

 

その中に一人、いつも無視するおじさんがいたんですよ。「おはようございます」って言っても、素通りするだけ。でもその方、最終的にフジテレビさんの写植テロップを扱う部署の責任者になられたんです。そして「あ~、いつも挨拶してた子だよね」と言って、仕事をたくさん頂けて、すごくスムーズに仕事をさせてもらうことができたんです。
その時に、「挨拶の力ってすごいな」と再認識しました。
他にも、挨拶ってすごいなと思うことが度々あったので、挨拶を徹底するようにしています。

 

 

Q.では時間を守るというのは、何かきっかけがあったのですか?

実は僕、昔から野球チームをやっているんですけど、若い頃、早朝6時半からの試合に僕が遅れたせいで、人数が足りず試合放棄になっちゃったことがあるんです。
その当時のチームの監督さんっていうのが、僕より12歳ぐらい上の方だったんですけど、その人に「お前ちょっと来い」って言って、厳しいお叱りと平手ビンタ受けたんです。
でもその後に、「分かるよな?みんな朝早く起きて準備してるのに、お前が遅れたせいで試合もできない。時間を守んなくちゃダメだ」って言われたことがすごく衝撃的で、時間を守ることの大切さを改めて痛感したんです。

 

 

Q.何らかの事情で、時間に遅れてしまう時には?

時間に遅れないことには結構自信がありますが、電車の都合などで、どうしても遅れてしまう時などは、必ず先方に事前に連絡を入れるようにしています。それは社員も同じです。仕事はもちろんですけど、遊びでも徹底してますね。

 

 

Q.他社には負けないと思う御社の特徴は?

自信持って言えることは…、薄利でいってることかな(笑)
給料はなるべく限界まで上げてあげて、ということは常に日頃から考えてます。
派遣会社って、やり方次第で高い利益を上げられるんです。
例えば、給料据え置きにすればいいんだし。
でもそれは絶対やっちゃいけないと思っています。
利益優先で一時的に儲かる会社って、なかなか続かないと思うんですよ。
ということで利益優先じゃなく、何があっても倒れない強い会社を作りたいですね。

 

 

Q.社員や派遣スタッフとコミュニケーションをとるためにしていることは?

派遣スタッフは、フリー契約含めて現在180人ぐらいいます。
彼らと連絡を取り合う役割として管理者がいて、1人の管理者で30人ぐらいの子を見ています。
派遣スタッフの普段の悩み事などは、管理者に吸い上げてきてもらうようお願いしています。

 

 

Q.では、社員とのコミュニケーションはどのようにとっていますか?

毎朝10時から、5 分か10分ですけど、朝礼をしています。
朝礼では、きのう一日の出来事で思い当たることなどを、みんなの前で発表してもらい、それを吸い上げるということをやってます。

 

また朝礼では、社員に順番でMCをやってもらっています。
MCは、フリートークを3分くらいやるのが決まりなんですよ。内容はなんでもいいんです。
「きのう映画を見に行きました」とかでもいいですし、仕事のことでもいいです。
そのMCを見ていると、一人一人の性格が分かってくることがあって…。
前もって準備してくる子はしっかりとしゃべるし、何も準備してない子は何をしゃべっていいか分かんなくなることもありますね。でもそのうち、みんな前もって準備してくるようになりますね。

 

 

Q.若い社員から学ぶことがありますか?

社員に教わったことは、“おしゃれ”です(笑)
僕、会社を始めた頃、今よりだいぶ太っていて、なんとか10kg痩せたんです。すると社員たちから「せっかく痩せたんだから、おしゃれしませんか?」って言われて。当時、僕は服装とか全然気にしてなくて、とにかくダサかったんです(笑)。
半面、うちの社員の人たちって、結構お洒落なんですよね。それで男女問わず買い物に付き合ってくれて、「この色だったらこのパンツじゃないですか?」なんてアドバイスしてくれています。

 

── よいコミュニケーションにつながっていますね!

 

──ここからは社長のプライベートについて伺いたいんですが

Q.好きな言葉は?

なんだろう…難しい言葉とかは知らないですけど、「面白おかしく生きたい」かな。
あんまり抱え込まず、面白おかしく、笑顔で行こうよ、と。
もちろん、真剣な時はそれじゃまずいでしょうけど(笑)

 

 

Q.最近影響を受けたことは?

最近久々に『一杯のかけそば』を読んだんです。
昔流行りましたよね?実はフジテレビでお世話になっている局次長さんがフェイスブックに『一杯のかけそば』のことを上げたんですよ。それで、久々にちょっと読んでみたら、「やっぱいいな」と思いました(笑)。

 

 

Q.趣味や特技はありますか?

趣味は、軟式野球を年間20試合やってるんです。下手ですけど。
年間20試合って結構多いんですよ。冬場はお休みで、4月から開幕。月一回の日曜日は必ずお休みなんですけど、だいたい毎週やってる感じです。
そのペースで、11チームが総当たりで20試合やるっていうのが、趣味ですかね。

 

 

Q.どういうチームなんですか?

中学の時の野球部のメンバーで、20歳の頃に作ったチームなんです。それが未だに続いていて、チーム名は「スタッグ・ボーンズ」といいます。
江戸川区に鹿骨(ししぼね)っていう町があるんです。その鹿骨中学校っていうのが僕の母校で、そこのメンバーなんです。それで鹿が英語で「stag」、そして骨は「bones」。それで「スタッグ・ボーンズ」です。気持ち悪いですね(笑)

試合が終わったら、打ち上げも必ずやってます。それが楽しみですかね。

 

 

Q.そのほかに趣味は?

あと釣りかな。海釣りにたまに行きます。
始めたきっかけは、フジテレビでお世話になってる方から最初にアジ釣りに誘われたんですよ。スーパーで売っているアジと釣ったアジは全然違う!って言われて。
それで釣れたばかりのアジを食べたら、本当に美味しくて。こんなに違うのかと感動しました。それからちょいちょい行ってます。

 

 

Q.どの辺りに釣りに行くんですか?

行くのは金沢八景とかあの辺りが多いんですけど。
あそこから出る船に乗ってサバとか、イカとか、カワハギとか釣りに行きます。
あとカサゴとかタチウオとか。東京湾のアナゴ釣りに行ったこともあります。

 

 

Q.釣った魚は社長が料理するんですか?

うまくはないんですけど、たまに料理したりもします。
でも最近は、行きつけの店に持って行ってます(笑)。そっちの方がおいしいですもん。
そうするとね、焼酎のボトル1本くれたりするんですよ。他のお客さんにもお裾分けしたりね。

 

 

Q.社長はどんなお酒を飲まれるんですか?

好きなお酒は、安いのでもいいんので、赤ワインが好きですね。
その辺で1本500円とかで売ってるじゃないですか。ああいうので全然OKなんですよ。
飲みに行っても、店に置いてあれば頼みます。だから魚料理でも赤ワイン行っちゃうみたいな(笑)。

 

 

Q.ストレスや疲れがたまった時の解消法は?

僕、サウナが好きで、何かあった時は、サウナ行きますね。私のやり方ですけど、
サウナで汗を「ぐわっ」とかいて、水風呂入って。それを3回くらい繰り返して、ビールをグーッと飲んじゃえば、嫌なこともだいたい飛んでいきます。(まぁ、くれぐれも真似しないように(笑))
サウナって、そんなにお金もかかんないですしいいですよ。

 

 

Q.そんな社長の健康法は?

僕、週に2~3 日、外でお酒飲むんですけど、それ以外の日、自宅で食べる夕飯のメニューが決まってるんです。もうスライスキャベツしか食べない(笑)。
スライスキャベツに、中濃ソースを2 周、マヨネーズを(細口で)2 周。それをつまみにチューハイのハイリキの500ml を1 本から2 本飲むんです。

 

実は何年か前の健康診断で、数値が全部悪かったんですけど、夜キャベツを食べ始めたら、悪かった数値が全部下がったんです。それがどうしてかよく分かんないんですけど。
だからキャベツはいいのかなと思って。これも私の独自のやり方なので皆さんに効果があるかどうかはわかりません(笑)

 

 

── ここで社員の方に、内宮社長についてお話を伺いました。入社7年目の秋山理沙さんです。

Q.秋山さんは、今どういうセクションにいらっしゃるんですか?

私は営業を担当しています。
この業界を志望する子たちの面接だったりとか、あとは面接をした後、現場に入れるまでの研修だったりとか。電話の取り方やビジネスメール、ビジネスマナーなども分からない子たちばかりなので、その辺一から教えてあげています。
そしてあとは派遣スタッフの行先・現場を見つけるのが営業の仕事ですね。

 

 

Q.秋山さんから見て、内宮社長はどんな方ですか?

おもしろおかしい…という感じですかね。
ちょっとへこんだ時でも明るく、それをあまり外に出さないですね。
例えば営業先などで、派遣スタッフさんのことでいろいろあった時でも、元気に「おつかれさま!」と外であたかも何もなかったですみたいな感じで会社に帰って来るので、それは見習わなきゃいけないなって思います。

 

 

Q.社長をはじめ、会社の皆さんと飲みやカラオケに行ったりしますか?

あー、します、します。
社長もカラオケ歌ってますよ。

 

 

Q.社長はどんな曲を歌うんですか?

えっとですね、ももクロ歌ってます(笑)
ももクロとかアニソンとか、若い子ウケするような曲が多いですね。
たぶんご自身で、いろいろ研究されているんだろうなって思います。
やっぱり年齢の差があったりするんで、たぶん仲良くしたいんだと思います(笑)。

 

 

Q.今後、秋山さんが仕事で挑戦していきたいことは?

スタッフを派遣する現場を、もう少し増やすことですね。
私がこれまで営業してきたのは、ADさん・エディターさんっていう現場の2職種でした。
でも今後はそれだけじゃなく、番組の配信など、他の分野でもテレビに関われるお仕事ってまだいろいろあるので、その辺をちょっと探っていきたいなと思いますね。

 

── ありがとうございました。

 

── 最後に、再び社長にお話を伺います。

Q.今後会社でやってみたいことがありますか?

今、テレビ業界で仕事をしたいっていう子たちって、減ってるじゃないですか。
ウチの派遣スタッフは、東京や近郊から来てもらってますけど、求人募集をすると福岡とか大阪、仙台、札幌といった所からもエントリーをもらったりするんです。
なので、夢としてみれば、そういう地方都市に営業所を作りたいですね。

 

 

Q.その他にも、何かありますか?

制作会社さんって皆さんご自分の所で直接雇用されるじゃないですか。
でもそれって大変ですよね?求人募集を出して、何人かの中から面接して絞って、入社して。でも結局うまく合わなくて半分ぐらいの人が辞めちゃうことがありますよねー。
手間もお金もかかってるのに、そういうことって多いじゃないですか。

 

そこで採用や研修の部分を一括してお手伝いさせてもらって、1年派遣させますよね。そしてもし派遣スタッフと派遣先さんが相思相愛であったら、先方に転籍させるという紹介予定派遣みたいなことをもっと増やしていきたいと思っています。実際ウチを卒業して、テレビの現場で頑張っている子って結構多いんですよ。

 

 

Q.せっかく苦労して採用しても、会社に合わない場合もいますもんね。

そうなんです。結局、半年から1年くらい様子を見ないと、本当にウチの会社に合ってる子かってわかんなかったり、また本人もその会社に合ってるかわからなかったりするケースが多いんですよ。
そういう場合、派遣なら会社様にまた別のスタッフを紹介できたり、逆にその子には、もっと適応出来て能力を伸ばせる会社さんを捜して、その子の可能性をもっと引き出してあげることも出来るんです。
そういうお手伝いをさせてもらえればなぁって思ってます。

広報委員の後記!

いろいろインタビューに答えて頂き、社長の人となりも分かりました。本当にありがとうございました。
現在、優秀な人材を育成するために、充実した研修システムを作って、教育にも力を入れていらっしゃいます。熱い気持ちを持ち、社員やスタッフを大切にしている内宮社長の人柄に、感銘を受けたインタビューでした。